過失割合・過失相殺

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過失割合・過失相殺

過失割合と過失相殺の意味

車同士の事故の場合、自分は悪くないと思っても少しでも自分側に気を付けるべき点があった場合には、わずかな比率でも過失(=不注意)があると判断されます

むしろ、どちらか一方の過失が100%となるケースの方がまれであることを知っておいてください。車と歩行者の事故の場合は、歩行者の過失は低く判定されます。車は、走るだけでも過失という解釈がなされます。

そして、それぞれの過失の比率を示す数値を過失割合といいます。例えば「過失割合8:2」というような数値で示されます。片方に8割過失があり、もう片方にも2割の過失がある、という意味になります。

また、損害額から過失分を差し引くことを過失相殺といいます。例えばAさんの過失が8割で100万円の損害を受け、Bさんの過失は2割で200万の損害を受けた場合、それぞれが過失相殺をされて、受け取るべき金額は以下のようになります。

Aさんは8割悪い(=2割は悪くない)ので、100万×2割=20万円
Bさんは2割悪い(=8割は悪くない)ので、200万×8割=160万円

過失割合の判例

実際の過失割合は、過去の判例を元にして決められます。

自分の過失割合に納得がいかないなどで、自分でも調べてみたい時は「別冊判例タイムズ16・民事交通事故訴訟における過失相殺率の認定基準[全訂4版]」を見ると良いでしょう。

また、一般的に危険度が高い車両の方が過失割合は高くなります。過失の高い順に並べると、大型車→四輪車→二輪車→自転車→歩行者(老人や子どもはさらに弱い立場)となります。

大型車であるほど運転には特別の注意が必要であり、また歩行者にお年寄りや子どもが見えたときは、運転者は、より注意をする必要があるということです。

車の加算要素例(10%の加算)

以下の状況によってそれぞれ過失割合が加算されます

  • 前方不注意
  • 15キロ以上の速度違反、30キロ以上の速度違反の2段階
  • 合図せず・合図出遅れ
  • 赤信号直前黄色
  • 相手車の明らかな進入
  • 見通しが良い場所
  • 大型車の右折
  • 相手が2輪車(2輪車は死亡事故につながりやすいため)
  • 右折時徐行せず
  • 早回り右折、大回り右折、直近右折
  • 転回禁止場所
  • 相手が初心者マークを表示(初心者保護義務)

※保険会社によって内容が違いますので、詳しくは各商品のパンフレットなどを参考にしてください。

車の保険は、比較サイトなどで、各会社の補償内容を比較するのがポイントです。
さまざまなサイトで確認することをお勧めいたします。

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